本記事では大阪の写真館・エキスポフォトスタジオ代表カメラマン寺川よりオーディション応募用写真について写真館といった写真に専門性と知見がある立場から独自の視点でオーディション写真について過去の事例を交えて解説させていただきます。
オーディション応募写真と証明写真の違い、どちらも新しい企業へ自分を主張するといった意味では変わりないのですが、フォトスタジオの観点では全く異なる点や、なるべくオーディションでカメラマンサイドからの応募アドバイスや提案なども本記事ではご紹介させていただきます。
また当フォトスタジオでは本記事のオーディション用応募写真以外にもアー写・プロフィール・宣材写真など様々な広報関係の写真撮影の事例がございますので、下記の事例も併せてご参考いただければ幸いです。
オーディション用写真撮影をフォトスタジオで行う場合にご注意いただきたいのが
・審査側は大量の応募でエントリーシートを見るのに疲れている(なんなら飽きている)
・応募写真を見るのは数秒
・その企業のタレントは一般公募だけではなく他のルートでの採用もある
など実は社会とはとても広いもので、1人の人間をしっかり見てくれるほど時間を割いてくれないのが現実。
当フォトスタジオの代表カメラマン寺川もプロカメラマンデビュー際には多くの撮影会社に履歴書や作品応募をしましたが、当時は日本も不景気で不安定な社会背景の中、企業はほとんどどこも雇ってくれないといった現実がありました。
自分が審査で落とされて、世の中から否定された気になるのは落ち込んでしまう気持ちも無理はないですが、必ず誰でも審査落ちは通る道なので、まず落ち込まないことと、相手側にも何らかの事情があるということをポイントとして押さえておくといいでしょう。
これまで多くの大阪のタレント会社に応募される役者やアイドル志望の方のオーディション用応募写真を当フォトスタジオでは撮影させていただきましたが、フォトスタジオの選ぶ基準のひとつで重要なことは
・アーティスティックな写真は会社に所属して仕事で撮るもの
・企業側は応募するあなたと仕事をする仲になるのが前提条件
この2つが挙げられます。
一見、他よりもクオリティの高い見栄えの良い写真を見せれば企業は納得すると考えられるかもしれません、それ自体は間違っていないのですが、あくまでそのクオリティ・独創性は企業で仕事をする際に撮るもので、企業側はあなたを採用して仕事が上手くいくかどうかを着目しています。
写真のクオリティだけではなく、審査担当者があなたに会ってみたいと思わせるオーディション写真が必要になるでしょう。
上記の解説からオーディション写真でフォトスタジオを選ぶポイントは
『成人式や学校写真のような感じで撮影するフォトスタジオは避けること』
『人物写真を専門で撮影しているカメラマンに依頼すること』
もちろん応募内容にもよりますが、オーディション用写真は人間ひとりの将来を決めかねない重要な広報写真です。
決して個人の思い出作りの記念写真ではありません。
この手の分野に強いフォトスタジオ・カメラマンとなれば広告や雑誌関係の仕事に長けているフォトスタジオです。
特に企業を相手に修羅場を潜ってきたスタジオカメラマンは1手2手とクライアントとの協調性にも長け、カウンセリングにも容易に応じてくれるはずです。
よくオーディション用写真を応募される方々が『これって証明写真とどう違うの?』と疑問に抱かれる方も少なくありません。
証明写真はどちらかと言えば公的な書類や証明書に必要になる写真です。
公的写真ですから、へらへら笑っていたり人柄や表情を伝える必要はなく、その人を証明できるレベルの写真であれば問題ありません。だからコンビニやショッピングモールに沿え付けられている機械で撮っても問題ありません。
オーディション写真は主に歌手や役者・舞台関係など芸事に精通している業界へ自分を売り込むための写真です。
相手は過去に数百人以上のアーティストの卵に出会って、成功した者、失敗した者を見てきたプロです。
そのプロの元に何百・何千人ものエントリーシート、いわゆるオーディション写真が届いています。
そこをたった1枚の応募写真で勝負するわけですから、一筋縄でいかないのはご了承いただきたいのですが、当フォトスタジオも長年、大きな案件から地元の小さな案件、結婚や出産・車や住宅の購入を経て感じたことは
『自分の好きなことに挑戦する際は何一つとして妥協しない』
といった姿勢が大事かと考えています。
もちろん仕事になれば仕事仲間やお客様がいらっしゃいますので、自分は妥協しないというのはただのわがままになりますが、たった1人自分で売り込む際に頼れるのは自分だけです。
だからこそご自身が好きなテイスト、あるいは綺麗だと納得できる基準を満たしているフォトスタジオをオーディション写真では選ぶことが重要になってきます。
当フォトスタジオで大切にしていることは、オーディション応募内容・人柄・表情といった人間に着眼した人物写真撮影を主軸にしています。
元々が家族写真や結婚写真を撮影しているフォトスタジオですので、いつか将来オーディション用の写真を見返していただいた時に
『こんな時の自分もあったなー』
と思い返していただきたい思い出記録の部分もありますが、本記事でご紹介しているオーディション写真の事例写真のように、和やかでわかる範囲でこれから志されるお仕事の話もお伺いしながら、撮影当日は進めさせていただいております。
オーディション写真でフォトスタジオをお探しの際はご参考いただければ幸いです。
※ ご応募内容の行為・目的・ご職業によっては撮影のご依頼をお断りすることもございます。
※ 過度な露出の多い男性・女性の撮影はお断りさせていただいております。