
本記事では大阪府吹田市、北摂エリアで家族写真を専門に撮影しているエキスポフォトスタジオでの3歳男の子の七五三撮影事例をご紹介させていただきます。
撮影担当はスタジオ代表カメラマン寺川。
こちらのご家族とは、代表カメラマン寺川に結婚写真の撮影のご依頼をきっかけにご縁をいただき、その後マタニティフォト、1歳の記念写真と、節目ごとに撮影のご依頼をいただいてきました。
今回はエキスポフォトスタジオの寺川に長くお付き合いがあるご家族の3歳お子様、男の子の七五三写真の事例を中心に、また七五三については「どの年齢で、どのような形で行うか」を事前に相談しながら、今回はご家族の考えやお子さまの様子を踏まえて撮影を行っています。
この記事では、当日の撮影内容だけでなく、撮影に至るまでの経緯や判断のポイント、実際に行わなかった選択も含めて記録しています。
これから3歳の七五三を検討されている方にとって、判断材料の一つになればと思います。
また当フォトスタジオでは大阪府・関西全域での七五三写真撮影はもちろん成人式から結婚写真から家族写真まで、様々な撮影事例がございますので下記も併せてご参考いただければ幸いです。

七五三といえば本来、西日本の大阪・関西エリアにおいては
3歳女の子・3歳男の子
5歳男の子
7歳女の子
で七五三を行われる風習・伝統があり、東日本では男の子の七五三は5歳のみが主流でしたが、近年は地域を問わず男の子の3歳の七五三をお祝いされるご家庭も多いです。
ただエキスポフォトスタジオのご依頼数の体感としては、やはり3歳女の子の方が圧倒的に多く、これはなぜだろう?と日本の歴史の文献を調べると
七五三という行事自体がもともとは関東・江戸時代の東京発祥とのこと。
当初、七五三は、もともと現在のように年齢ごとに一律で行う行事ではなく、子どもの成長段階ごとに節目を祝う儀式として発祥したものとされています。
関東地方を中心とした起源の考え方では、七五三は以下の三つの儀式に由来します。
3歳の起源
3歳は「髪置き」と呼ばれ、もともとは乳幼児期を終え、髪を伸ばし始める節目の儀式でした。
江戸時代までは、3歳頃までは男女ともに髪を剃る習慣があり、その習慣を終える意味合いがあったとされています。
当初は女児が中心でしたが、男児も行う地域があったため、現在でも男女問わず行われることがあります。
5歳の起源
5歳は「袴着(袴儀)」とされ、男児が袴を着用し始める儀式で、平安時代には公家階級で男女ともに行われていましたが、武家社会では男子の儀式として定着し、次第に男の子の七五三として受け継がれるようになりました。
7歳の起源
7歳は「帯解き」と呼ばれ、女児が子ども用の着物から大人と同じ帯を結ぶようになる節目の儀式です。
このように本来の七五三は、「3・5・7すべてを必ず行うもの」ではなく、それぞれの年齢に意味の異なる節目がある行事でした。
現在では性別を問わず三回すべて行うご家庭も増えていますが、それは近代以降に定着した形であり、歴史的には地域や家庭ごとの判断が大きかったことが分かります。

歳男の子の七五三については、撮影のご相談をいただく段階で、多くのご家族が共通した悩みを抱えています。
特に多いのは
「3歳で七五三を行うべきかどうか」
「男の子でも3歳で撮影した方がよいのか」
という点です。
七五三は行事として広く知られていますが、3歳という年齢は個人差が非常に大きく、長時間の撮影や決まった進行が負担になってしまうことも少なくありません。
また、お子さまによっては、特に男の子に多い傾向として、女の子に比べて着物を着たがらなかったり、強く嫌がってしまうケースもあります。
この点についても、事前相談の段階で不安に思われるご家族は多い印象です。
エキスポフォトスタジオがこれまで家族写真専門の写真業として積み重ねてきた経験を踏まえた考え方になりますが、3歳については、男の子・女の子を問わず、まずは神社ご祈祷前にフォトスタジオでの撮影が適しているケースが多いと感じており、特に以下の点が
・3歳は草履や足袋を着用しての歩行が困難な場合が多いので室内の方が安心(代替としていつもの靴)
・屋外は外的な環境要因が多く、慣れない神社で刺激が多い
・天候や雨上がりの水たまりなど天候リスクも高い
・その中で久しぶりに会う親族に緊張する
大人にとって慣れたことでも、3歳時点での子供にとったら大きなことばかりだったりもします。
本記事に掲載しているような神社でのロケーションの撮影を行えるのですが、一方で、慣れない着物を着て、神社という環境に行くこと自体を強く嫌がってしまうお子さまがいるのも事実です。
可能であれば、写真撮影はフォトスタジオで落ち着いて行い、その後に神社へ参拝される方が、七五三全体で考えたら、結果的に成功率が高くなることも少なくありません。
特にお子さまが2人、3人といらっしゃるご家庭では、移動や準備も含めて、親御さまの負担が大きくなりやすいため、この点は実務的な判断材料になります。
七五三写真というと、神社でのロケーション撮影を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、フォトスタジオでの撮影をうまく取り入れながら、
5歳など次の節目でロケーション撮影を行い、毎回異なる写真の残し方をしていく、という考え方も一つの選択肢だと思います。

今回の3歳男の子の七五三写真事例の特徴は、結婚写真から始まり、マタニティフォト、家族写真と、同じご家族を継続して撮影する中で、これまでの撮影の積み重ねを自然に写真へ反映できている点にあります。
結婚写真、マタニティフォト、1歳の記念写真と、同じ人同士を撮り続けていても、写真そのものは少しずつ変化していきます。
それは撮影技術やお客様の外見や服装といった浅い視覚的な違いというよりも、被写体との距離感や、瞬間ごとの判断の積み重ねによるものが大きいと感じています。
同じスタジオ、同じカメラマンが撮影を続けることで、どの場面では踏み込み、どのタイミングでは一歩引くかといった感覚が、撮る側と撮られる側の間で共有されていきます。
その積み重ねが、写真の雰囲気や写り方に少しずつ影響していきます。
七五三撮影においては、フォトスタジオを選ぶことはできても、カメラマン個人を選べないケースも少なくありません。
写真という「撮る人によって結果が大きく変わる仕事」において、人生の節目ごとに同じお客様が、同じフォトスタジオの同じカメラマンへ撮影を託し続けてくださるご家族がいることは、エキスポフォトスタジオの一つの特徴だと感じています。
今回の七五三写真についても、「七五三だからこう撮る」という型には当てはめず、これまでの撮影で見てきたお子さまの様子やご家族の雰囲気を踏まえた上で、自然な流れの中で撮影を行いました。
継続して撮影を行うことで生まれる変化は、決して分かりやすいものではありませんが、写真を並べて見返したときに、確実に積み重なっているものだと思います。







今回の3歳男の子の七五三撮影では、お子さまを言葉でコントロールしながら進める撮影は行いませんでした。
3歳という年齢では、「止まって」「こっちを向いて」「じっとして」といった大人の指示を、長時間安定して理解・実行することは難しい場合が多くあります。
そのため、言葉で動きを制御しようとすると、撮影そのものが負担になってしまうことがあります。
今回は、そうした方法を取らず、お子さまがその場で自然に動くことを前提に、瞬時の動きや表情を、カメラマン側が構図とタイミングで捉えることを重視しました。
エキスポフォトスタジオのカメラマンが使用するカメラはスマートフォンのカメラではございませんので、様々な撮影技術を展開していけます。
撮影中は、一見するとカメラマンとお子さまが一緒に遊び、お子さまが走り回っているように見える場面も多くあります。
しかし実際には、動きの流れや立ち位置を読みながら、その一瞬を写真として成立させることを意識して撮影を行っています。
ポーズを止めて作る写真ではなく、動きの中から整った構図を拾い上げることで、ご結婚から継続して撮影させていただいているお客様からの信用信頼のもとで、3歳という年齢らしい姿を残すことができました。

本記事では、3歳男の子の七五三について、大阪府吹田市で結婚写真・家族写真を専門に撮影しているエキスポフォトスタジオの立場から、撮影事例をもとに解説してきました。
単に「3歳の七五三とはどういうものか」を説明するのではなく、実際の撮影現場で起きやすいこと、判断が分かれやすい点、そして継続して家族写真を撮影していく中で見えてきた考え方を含めてご紹介しています。
3歳の男の子の七五三は、行うかどうか、どのような形で行うかによって、ご家庭ごとの正解が大きく異なります。
もちろんお子様によって10人10色ですし、また次回の5歳も男の子はありますので、ご家族にとってご負担が少なめで、あくまでお祝いだけど楽しむ気持ちを大切にしていただければ、久しぶりに撮る家族写真、中にははじめて家族写真を七五三で撮られるご家族にとっても、良い1日になるのではないかなと感じてます。
本記事の撮影事例が、「どうするべきか」を決めるための答えではなく、「どう考えるか」を整理するための一つの材料になれば幸いです。