
スタジオカメラマンの仕事は、写真を撮ることだけではなく、撮影から仕上げまでを通して「記録として残る1枚」を成立させることにあります。
本記事では大阪のエキスポフォトスタジオ、カメラマンの寺川が日々どういった活動や仕事を行っているのか、職業的な視点からご紹介させていただきます。
これまでエキスポフォトスタジオでは800組以上、約3,000人近くのご家族・新郎新婦さま・お子様の撮影に加え、犬やペットとの写真撮影にも継続して対応してきました。
また大阪を拠点に全国40都道府県での出張撮影も行ってきた経験があります。
こうした実際の撮影経験の積み重ねが、現在のスタジオ撮影の考え方や写真づくりに繋がっています。
多くの方にとってフォトスタジオは、お宮参り・七五三・成人式などの記念写真を撮る場所として認識されています。
しかし、エキスポフォトスタジオでは「場所」だけでなく「誰が撮るか」を重視しています。
現代のフォトスタジオや写真館では、スタジオの設備や規模、運営母体の規模などが注目されることが多く、本来写真が持っているクリエイティブな側面や、フォトグラファーとお客様が顔を合わせて関係性を築く中で生まれる表現力よりも、サービスとしての分かりやすさや枠組みが強調される傾向があります。
しかし写真は本来、撮る人によって表現が変わるものであるのも、また事実です。

多くのフォトスタジオでは、品質を安定させるために撮影方法や構図をマニュアル化し、誰が撮っても一定の仕上がりになるように設計されています。
これは運営としては合理的ですが、その反面、撮影者の個性は薄くなりやすい構造でもあります。
エキスポフォトスタジオでは、1名のカメラマン、寺川昌宏が下記の工程をすべて担当しています。
・撮影
・編集
・納品
・ご相談対応
までを一貫して行うことで、写真の方向性や仕上がりにブレが生じにくくなります。
もちろん1人のカメラマンが多くの業務を抱えることは、効率だけを考えれば決して万能ではありません。
そのためお客様にとっては「誰が撮るのか」「どんな写真になるのか」が分かりやすく、安心して撮影に臨んでいただける特徴があります。
ご相談内容から撮影、納品までが一貫しているため、要望の伝達ミスや仕上がりのズレが起こりにくいのも特徴です。

スタジオカメラマンの仕事は、写真を撮ることだけではありません。
エキスポフォトスタジオでは
・スタジオ撮影
・ロケーション撮影
・全国出張撮影
・写真の現像編集
・お問い合わせ対応
・ホームページ制作
・SNS運用
・売上や運営管理
・アルバム制作
・フォトパネル制作
・衣装手配
・スタッフ手配
など、ほぼすべての工程を1人で行っています。
一般的なフォトスタジオでは分業されることが多い業務ですが、それを一貫して行うことで、撮影前から納品までの全体像を踏まえた写真づくりや撮影自体そのものの設計が可視化され、当日の段取り運用が円滑になります。
もちろん1人のカメラマンが多く業務を抱えることが必ずしも効率的で最適化された形ではありませんが、お客様との出会いからお写真のお届けまでを一貫して設計することで見えてくるものも多く、それが撮影現場での写真づくりに反映されることも少なくありません。

撮影前のご相談、当日の進行、撮影後の現像編集まで含めて、はじめて1枚の写真として成立します。
そのため撮影以外の業務から得られる情報や経験は、写真の仕上がりに直結します。
お客様のご相談内容やご要望を直接受け取ることで
・どんな写真を求めているのか
・どこに不安を感じているのか
・どんな仕上がりを期待しているのか
といった点が明確になります。
それを踏まえて撮影に臨むことで、単に「上手い写真」ではなく、その方にとって意味のある写真に近づいていきます。

写真撮影以外の業務の中で、最も学びが多いのが、お客様からの撮影ご依頼やご相談内容です。
クレームなどはありがたくも過去にいただいたことはないのですが、皆さまそれぞれスタジオで写真を撮られる理由というのは様々。
写真撮影は一つ一つが個別のケースであり、消耗品のように置き換えがきくものではないと考えています。
消耗品であれば、不具合があれば買い替えればよいという考え方になりますが、写真撮影という体験と、そこで残る写真というものは消耗品ではありません。
例えばエキスポシティの観覧車でスタッフの方に撮っていただいた写真や、大阪のUSJで撮った記念写真も消耗品ではありません。
もちろんより大きな規模や特別な場所で撮影するといった違いはありますが、家族や大切な人と過ごした時間を残した写真は、単純に価格だけで測れるものではありません。
写真はカメラや場所だけで決まるものではなく、「誰がどう関わったか」によって価値が変わる側面があります。
当フォトスタジオのように1名のカメラマンが一貫して対応する場合、その人の考え方や撮影の仕方、関わり方そのものが写真に反映されます。
そのため単純な価格相場だけでは捉えきれない部分があるのも事実です。
エキスポフォトスタジオでは、ご相談の段階からお客様のご要望を直接お伺いし、その内容をもとに撮影の進め方や仕上がりを組み立てています。
そうした中で、その方にとって最適な形を導き出すことが、スタジオカメラマンとしての重要な役割のひとつだと考えています。
また結婚式場や大規模な撮影会社では、受付や相談、撮影が分業されるケースも多く、それぞれに役割がある合理的な仕組みです。
一方で担当が分かれることで、意図やニュアンスが撮影現場に十分に反映されにくい場合があるのも事実です。
その方にとって最適な形をご自身やご家族、お客様自身でお考えいただきながら、導き出すことが、スタジオカメラマンとしての重要な役割のひとつだと考えています。

スタジオカメラマンという仕事は、フォトスタジオという場所で写真を撮る仕事として認識されることが多いと思います。
その認識は間違っていませんが、フォトスタジオでフォトグラファーとして仕事をしている中で、私が最も意識しているのは
お客さまが写真を撮ったその日
そしてその先にある数十年後の時間
です。
フォトスタジオにも様々な分野があり、物撮りや広告撮影など用途は多岐にわたりますが、エキスポフォトスタジオでは結婚写真や家族写真を中心に撮影しています。
そのため日々の撮影は
誰かの人生の中の一日
に関わらせていただく仕事でもあります。
スタジオで写真を撮った日は、単なる記録の日ではなく、ひとつの節目であり、そこから続いていく時間の起点になることもあります。
写真はその瞬間だけで完結するものではなく、その後にどう見返されるかによって意味が変わるものでもあります。
数年後、あるいは数十年後にその写真をどう見返すのか。
そのときにどんな記憶や感情と結びつくのか。
そこまで含めて考えることが、スタジオカメラマンとしての役割のひとつだと考えています。
だからこそ目の前の一枚だけでなく、その先の時間にも繋がる写真を意識して撮影しています。

写真館は長い歴史の中で、地域の人々の記録を残してきました。
その役割は時代とともに変わりながらも、人を残すという本質は変わっていません。
エキスポフォトスタジオもその流れの中で、現代の形として写真を残していきたいと考えています。
これからも撮影だけでなく、写真という体験全体を通して、関わっていただく方々の時間に寄り添えるよう取り組んでまいります。
写真館という仕事の歴史に敬意を持ちながら、エキスポフォトスタジオは今の時代に必要とされる写真の形を、吹田から丁寧に積み重ねていきたいと考えています。
大阪・吹田市山田市場、エキスポフォトスタジオでお会いできることを楽しみにしております。